i house/青森の家リノベーション

青森市内商業地域に在る築33年鉄骨造3階建て建築物の2階部分の改築。
以前は空き地であった東側にビルが建ち、以前はビルが建ってあった西側が駐車場になったことで住環境が様変わりしてしまった。
この計画はその様変わりしてしまった住環境の改善、及び空間と設備の住み手に対応した更新を動機としてスタートした。
間口7.7m奥行き20.0mの細長の空間を並列に7つの領域に分割し、採光の望める南側領域にLDK及びワークスペースを配置した。
また西側の数少ない,採光の望める窓のある2つの領域を天井高さ3,200mmのギャラリーとし、そこから各室に光が運ばれるように計画した。
残りの領域には用途上の隣り合う関係性や既存設備の状況により各室を配置した。そしてこれらの領域を見通すことのできる視線/動線を確保した。
各室を移動する際は、必ずギャラリーを介することとなる。それにより建具を設けずとも、ゆるやかにプライバシーが確保されている。またこのギャラリーは各室の狭さを補完し、
クライアントの多趣味による溢れるモノとか、子供のちらかる玩具といった「生活のはみ出し」を許容してくれている。

竣工
2007.6
種別
改修
用途
住宅
規模
147.5㎡
構造
鉄骨造
所在
青森市
設計
東海林健建築設計事務所
施工
テクノ中央(担当 赤坂)
撮影
©COTOCO

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